お見合いに必要な「釣書」って何? マナー、書き方について

お見合いに必要な「釣書」って何? マナー、書き方について
お見合い

結婚している友人に「お見合いしたい」と相談したら、

「あなたに合いそうな人がいるから、釣書を書いてくれない?」と言われた。
そんな経験がある方もいるでしょう。

釣書って一体、何? 何のために書くの? 何を書けばいいの? ワープロで書いてもいい?

初めて言われると戸惑うことも多いと思います。

ここでは、お見合いする時に交わし合う釣書の目的、書き方、内容、渡す時のマナーについて説明します。

お見合い相手に渡すプロフィール、釣書

釣書とは、お見合いをする男女が会う前に交し合うプロフィール書です。

「つりしょ」または「つりがき」とも言います。

お見合いする男女、または仲人さんがそれぞれの「釣り合い」を見るためのものなので、釣書と呼ばれるそうです。

お見合いの話が来たらまず釣書と写真を交換し、それを見て結婚相手として相応しいか、会うか会わないかを決めます。

オーディションで言えば書類審査のようなもの。

釣書はとても重要なのです。

釣書その1 身上書

釣書の書き方は人によってそれぞれあり、どれが正しいとは言えませんが、

ここでは筆者が実際に見た中で最も一般的かつ印象がいい書き方をご紹介します。

釣書は、お見合いをする本人についての「身上書」と家族についての「家族書」の2枚になります。

白の縦書き便箋に黒いペンで書くのが正式な書き方です。

身上書の書き方
  • 1行目に「身上書」と書きます。
  • 2行目以降に以下の内容を書きます。
  • 氏名(漢字が読みにくい場合はふりがなをつける)
  • 生年月日
  • 本籍地
  • 現住所
  • 最終学歴
  • 職業(正式名所、部署名まで書きます)

以上を、便箋1枚に収まるように書きます。

釣書 その2 家族書

便箋2枚目に、家族構成について書きます。

家族書の書き方
  • 便箋2枚目の1行目に「家族書」と書きます。
  • 2行目以降に、父、母、兄弟姉妹の
  • 氏名
  • 生年月日
  • 最終学歴
  • 職業(正式名所、部署名、役職名)

以上を箇条書きにします。

結婚して苗字が違う家族がいる場合は、現在の苗字を書きます。
配偶者の名前、子供がいる場合は名前と年齢まで書けばいいでしょう。

誰が書くの?本人?お母さん?WordはNG?

本人が手書きで書く方が好感度が高い。

釣書は、自分で手書きで書くのが最も多く、好感度も高いです。
「字が下手で恥ずかしい」

「書くのが面倒臭い」
という気持ちも分かりますが、Wordより手書きの方がその人の人柄が伝わります。

Wordで作ったものだと、いかにもたくさんの人にバラ撒いているように見えます。

仕事で忙しい中、手書きで書くのは大変ですが、そこは頑張って書きましょう。

家族、地域によってしきたりが違う お母さんが書いた釣書ってアリ?

お見合いのしきたりや習慣は地域によって様々です。

釣書は母親が書くものという地方もあるようです。

筆者は経験がありませんが、母親が書いたという釣書をもらった女友達は「マザコンぽくて気持ち悪い」と即、お断りしました。
そのお母様としては、それが普通と思って書いていたようなのですが、仲人さんのアドバイスで本人が書くようになったようです。

現代では、釣書は本人が書くのが一番のようです。

釣書の渡し方

釣書が書けたら3つ折りにし、お見合い写真と一緒にそれが入るくらいの白い封筒に入れて仲人さんに渡します。

仲人さんがその封筒を郵送で送る場合もありますから、釣書の封筒は小さめのものにしましょう。

もし、仲人さんが釣書を郵送することが分かっている場合は、80円切手を2枚程、添えるといいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか? 釣書とは、まだ会ったことのないお見合い相手に自分をアピールする大切なものです。丁寧に心を込めて書きましょう。

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